北アルプス・燕岳(つばくろだけ)の稜線にある山小屋・燕山荘(えんざんそう)
小屋から望む北アルプスの景色・レトロで可愛らしい外館・居心地の良い館内・豊富な飲食メニューから、泊まってよかった山小屋1位に選ばれるほど、人気のある山小屋です。
人気のため週末の予約は、常に満室状態だったのですが、諦めずこまめに予約フォームをチェックしていたところ、空きが出てついに泊まることができました!
今回は、登山を初めてずっと憧れていた山小屋「燕山荘」の魅力についてレポートしたいと思います。
燕岳登山口へのアクセスはこちら
【燕岳山小屋】11月「燕山荘」の個室に泊まってみた!快適すぎる館内を徹底レビュー
燕山荘全体図・館内図
玄関を入って右側が受付、左側に売店と食堂があります。
宿泊部屋は、階段をあがった2階です。
燕山荘の中は、広くてとても綺麗でした。
館内は、複雑なアリの巣のような作りになっていますが、館内図が廊下や談話室に貼ってあるので、初めて訪れた方でも、迷う心配はありません。
フロント
宿泊予約は必須です。webと電話から予約可能です。
宿泊の受付は、12時を目処に開始され、12時少し前に到着していた私達は、少し早めの受付をしました。
受付用紙に必要事項の記入、宿泊料金の支払い、新型コロナワクチン接種証明書を提示すると(2022年現在)部屋の鍵(個室の場合)や夕食・朝食券などが貰えます。
受付完了後、小屋の方が部屋まで案内してくれました。
支払いは、「現金払い」でクレジットカード等は使用できません。
燕山荘は稜線上にあるため、電波状況が悪いので、念の為アプリの接種証明書はスクリーンショットして写真に保存しておくと安心です。
燕山荘ホームページでは、docomoは受信可能、au、ソフトバンクは場所により受信可能とのことでしたが、楽天モバイルは受信できませんでした。
天候等の状況や機種により不安定な場合があるとの事。
売店
売店には「Tシャツ、バンダナ、バッチ、手ぬぐい」の小物類や「カップ麺、お菓子、お酒」などの食べ物までなんでもあります。
燕山荘グッズは、種類が豊富でどれにするか迷いますが、特にイチオシなのが手ぬぐいです。
燕山荘の手ぬぐい
燕山荘の手ぬぐいは、4種類あります。
一度に買うのもいいですが、何度も足を運んでコンプリートするのも楽しみが増えていいですよね。
お土産にも喜ばれること間違いなし!
詳しい販売品はこちらから
食堂・サンルーム
廊下側が食堂、窓側がサンルームになっており、日中はテント泊や日帰りの方も利用できます。
ケーキセットや生ビールなど山小屋とは思えない充実したメニュー。
まるで、おしゃれなカフェにいるような木の温もりを感じる居心地のいい空間でした。
サンルームのテーブルに敷かれている雷鳥のバンダナは売店に販売されています。
トイレ
トイレは、本館1階受付隣と、新館の談話室にあります。
※本館、第一別館、新館は繋がっています。
どちらも、様式の足踏み水洗トイレで清潔でした。
便器の数が多いので、トイレ渋滞の心配はありません。
部屋
寝具は、「敷布団、掛け布団、枕」が用意されていますが、新型コロナウイルスの感染対策で「シュラフかシュラフカバー」を持参して利用するホームページに記載されていました。(2022年11月宿泊時)
個室「安曇野」
今回ご紹介する「安曇野」という部屋は、東向きで食堂の真上にあります。
この部屋は、窓から朝日を見ることができました。
11月の外は極寒。なんとか外に出ずに朝日を見れないかと思っていたところ部屋から見れました。
寝袋に包まりながら、感動した瞬間・・・。
西向きの部屋からは、夕日が見られるかも(?)
ちなみに、ストーブは廊下や談話室にありますが、部屋にはないので冬に訪れる際は防寒対策は万全にすることをオススメします。
「寝袋、ダウンパンツ、足用ダウン、ホッカイロ」が大活躍しました。
一般室
燕山荘ホームページによると2畳〜20畳まで様々なタイプの部屋があるそうで、部屋割りは到着順になるそうです。
窓がついている部屋は、角度によっては、朝日や夕日が見られるかも・・・。
通路にストーブがあるので個室より暖かかったです。
談話室・乾燥室
新館と第一別館にある談話室。
第一別館の談話室からは燕岳が見えます。
山に関する本も多数おいてありました。
談話室のそばに乾燥室があります。
診療所・自炊室
診療所は、夏山シーズンの7月〜8月まで。
2階の窓からは、北アルプスの山々が一望できます。
宿泊者の食事と時間
夕食は、チェックインの先着順に決まるそうで、12時少し前にチェックインした私達は、最初の時間帯17:15から。
朝食は、朝5:00からの先着順で、早朝廊下に朝食待ちの長い列ができました。
テーブルにおひつやポットが置いてあるので、ご飯と味噌汁とお茶は、セルフサービスです。
冬季でなければ、朝食はお弁当にして景色を眺めながら外で食べるのもありです。
飲料水・お湯
水場からポンプアップできない期間(冬季)は有料になるらしいのですが、私達が宿泊した11月初旬は小屋泊の人には無料で提供されていました。ホームページに記載されている時期と多少前後するみたいです。
燕山荘にお風呂やシャワーはある?
館内にお風呂やシャワーはありません。
ボディシートや拭き取るタイプのメイク落としを持っていくと良いでしょう。
燕岳登山口へ下山する場合は、中房温泉か有明荘で入浴することができます。
今回宿泊時に、有明荘の割引券をもらえました。
燕山荘周辺の標高・天気・日照時間
計画を立てる時に便利なサイトです。
まとめ:【燕岳山小屋】11月「燕山荘」の個室に泊まってみた!快適すぎる館内を徹底レビュー
実は今回、初めての山小屋泊でした。
記念すべき「初小屋」が燕山荘で本当に良かったと思っています。
宿泊者の満足度が高いのもうなずけるクオリティーの設備とサービスでした。
今回、燕山荘に泊まってみて、登山の楽しみ方がまた一つ更新されました。
今度は、夏季にまた訪れたいと思います。
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