今回は、最も片付けが大変なテントと寝具類を中心にキャンプ後の片付け方をご紹介します。
文明の力「布団乾燥機や食洗機」を使えば簡単に片付けられますよ。
キャンプ後の片付けって面倒ですよね~。
わかる。二日酔いだし、帰る道のりも長くて疲れちゃうから適当でいんじゃない?
ちょっと待った!面倒だからといってキャンプ後の片付けを適当にしてはいけません。
大切なギアの寿命を縮めてしまう原因になりますよ。
マジか⁉️
【簡単】キャンプ後の面倒な片付けを楽にする方法
テントの片付け方
テントをしっかり乾かさないで収納すると「加水分解」や「カビ」の原因になります。
加水分解とは?
テントの防水加工(ポリウレタンコーティング)が水分と反応して生地が劣化する現象のこと。
加水分解になるとどうなる?
- 生地がベタつく。
- 防水性が落ちる。
- 匂いが出る。
マジか⁉️
そう、鹿だけにね(笑)
加水分解を起こさない素材のテント
「コットン素材のテント」
我が家では、それを踏まえ加水分解が起きないTC素材(ポリウレタン×コットン)を使用した「サーカスTC」を購入。
加水分解を起こさないからといって油断は禁物。
濡れたまま保存しているとカビの原因になります。
朝露や、気温差でテントは予想以上に結露します。
キャンプ後は、テントをしっかり乾かすことが大切です!
今回は、テントの大きさによって私が実際にやっている乾かし方をご紹介します。
大型テントの乾かし方
チェックアウトの時間ギリギリまでテントを乾かします。
大型テントは家で乾かそうとすると相当大変です。
浴室、ベランダで干そうにも大きすぎて広げられないし、家の中が汚れて掃除の手間が増えるだけです。
大型テントは、天気予報で晴れの日、帰りの予定に余裕がある時におすすめです。
小型テントの乾かし方
45Lのごみ袋を用意。
多少水気があっても、そのままごみ袋に入れて撤収してしまいます。
家で完全に乾かせるので、手早く片付けてしまいましょう。
テントやグランドシートの収納袋はなくさないようにご注意を。
小型テントは天気がいまひとつのとき、帰りに予定があって早く片付けなければならない時におすすめです。
寝具類の片付け方
シュラフも気温差によって外側が濡れたり湿気を帯びたりします。
キャンプ場でしっかり乾かしたいところですが完全に乾かすのは困難です。
こちらも、小型テント同様に家に帰ってしっかり乾かしますので、そのまま収納袋にしまいます。
食器の片付け方
汚れを拭き取って大きめのジップ付き保存袋で家に持ち帰ってから洗います。油分の多いものは現地で軽く洗いましょう。
その他ギアの片付け方
基本、ギアは汚れないように直接地面に置かずにレジャーシートやグランドシートの上に置くと底をいちいち拭かなくて良いので片付けが楽になります。
クーラーボックスとか地面に置くと撤収するとき底を拭かなきゃいけないから面倒だもんね。
家に帰ってからの片付け
テント(小型)の乾燥
家に帰ったら、一番先にテントを「布団乾燥機」で乾かします。
砂や土で汚れているので、下に大きめなレジャーシートを敷いてその上にグランドシート、インナーテント、フライシートの順で(テント張るときと順番一緒)床に広げます。
ポールは無くて大丈夫。
テントの入口に布団乾燥機のノズルを入れて2時間乾燥させます。
完全に乾燥したら収納袋に入れて定位置へ。
私が使用している布団乾燥機は、
「日立のあっとドライHFK-vh700」という機種で50~70℃温風が出るダニ対策コース120分で完全に乾きます。
温風によるテントの生地の痛みはありません。てすが、気になる方は、低温や乾燥時間を短くして自己責任でお試しください。
シュラフの乾燥
テントが乾いたらシュラフも、布団乾燥機で乾かします。シュラフの中に収納袋や、枕などの寝具小物を入れて乾かすと一緒に乾くので一石二鳥です。
シュラフもテント同様湿気厳禁です。
乾燥後は保管用の乾燥剤入りの大きな袋に入れて収納を。湿気はカビの原因になりますのでご注意を。
その他ギアの片付け方
クーラーボックス
中身を冷蔵庫へ。
本体は全体を拭いてから乾燥させて定位置へ。
クーラーボックスの選び方一つで片付けがグッと楽になります。
食器の片付け方
食洗機へ
食洗機使用不可の食器、調理器具は水ひたして汚れが落ちやすい状態にしてから一気に洗ってしまいましょう。
メスティンを食洗機に入れてしまって変色したことがあります(泣)
ご愁傷様。メスティンは手洗いしよう!
それ以外のギアを、定位置へ戻して完了。
お疲れ様でした。
まとめ
- ギアをしっかり乾燥させる。
- 文明の力(布団乾燥機、食洗機)をフル活用する。
キャンプ場で全部完結させようとせずに楽に撤収して疲れを軽減させて楽しいキャンプライフを送りましょう。